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2011-12-10

WordCamp Tokyo 2011 に参加してきました

11月27日(日)に開催された WordCamp Tokyo 2011 に参加してきました。

当日のセッションは参加できていないので、セッションについては公式サイトのタイムテーブルからのスライドおよびビデオ(一部のみ)のリンク先を、参加者によるレポート記事は公式サイトのブログ記事を参照してください。

今回は公式サイトの制作リーダー、デザイナートラックの司会として参加。

そういった立場で参加した WordCamp Tokyo 2011 で感じたこと、経験したことを。

公式サイト制作について

今回から WordCamp Foundation のルールに則った運営が求められるようになりました。
今まで日本で行なわれていた WordCamp との大きな違いは以下の3点。

  1. wordcamp.jp ドメインから wordcamp.org ドメインへ
  2. 使用するテーマは選択できない
  3. プラグインの追加ができない

ざっくりと書くとこんな違いがありました。
2、3については、FTP などでサーバーへアクセスする権限がないからです。

それぞれについてもうちょっと掘り下げてみます。

wordcamp.jp ドメインから wordcamp.org ドメインへ

今まで使用していた wordcamp.jp から、wordcamp.org に以降。
都市名と開催年を含めたサブドメインを発行し、子サイトとして運営するように変更になりました。

wordcamp.jp は Automattic が所有するドメインではなく、ドメインを失効した後に過去の WordCamp サイトが無くなることへの懸念というようなことを聞いています。他にも理由はあるかもしれませんが、海外では既に失効してる公式サイトがあったり。

ユーザーとしても、wordcamp.org にまとまっていたほうが探しやすいですね。
※ wordcamp.org は全部英語

使用するテーマが選択できない

WordCamp のサイトで使われているテーマは、古いものは除き、全て共通のテーマが使われています。

今回指定された共通テーマは、Twenty Ten をベースに、WordCamp 用にカスタマイズされています。
来年くらいにはベースとなるテーマが Twenty Eleven などに変わるのかもしれません。

この変更で最も困ったのは、1つの CSS ファイルを除き、テーマファイルに手を加えられないこと。

既存のプロパティを上書きし、使いたいプロパティを追加していくなので、CSS について全く知らない方がこれを担当するのは大変です。誰かしらできる方がスタッフ内にいると思うので、そういった知識のある方に任せるべきでしょう。いなかったらできる方にスタッフ参加してもらいましょう。

これらのカスタマイズ用の CSS は管理画面から書き換えるのですが、これが一部のハックやらなんやらを消去して適用されてしまう仕様のようなので、ブラウザによっては意図した見た目ではないです。

もう1つ困ったのが、サーバーからテーマファイルや関連ファイルをダウンロードできないため、ローカルもしくはテスト環境を使ったテストが行えないこと。

インストール済プラグインもカスタマイズされている可能性があるため、それらを使用した際にどのような挙動になるのか分からず、稼働中のサイトで試してみる以外に方法がありません。最初のほうは適用させてから表示チェックをしてました。

プラグインの追加ができない

サーバーへのアクセスができないので、プラグインは管理画面からインストールする必要がありますが、WordCamp サイトの管理画面にはプラグインのインストール項目がありません。プラグインの新規インストールはできません。
その代わり、チケット販売プラグインや投票、スピーカーやスポンサーの管理プラグインなどがインストールされていました。

これらのプラグインのカスタマイズはできないし、これらの仕様が日本の実情とはそぐわないと判断し、外部サービスを使用することになりました。
今までの WordCamp 公式サイトで使っていた WPTouch や Ktai Style のようなプラグインなども使いたかったのですが、こちらも断念。

実は最初の段階では WP Multibyte Patch もインストールされていませんでした。
これはさすがに無いと厳しいということで、なんとかインストールしてもらいました。

公式サイトを作ってみて

今までも公式サイトを作るのは大変でしたが、今回からまた違った大変さが生まれました。
もしかしたらここまでの文章で “WordCamp の仕様を批判している” ような印象を与えてしまっているかもしれませんが、そういった意図はなく、むしろ逆です。

このスタイルでやるのは日本国内で初だったこともあり、戸惑ったのは事実ですが、ある程度決まった基準があって、それを変更していくほうが時間はかからないので、そのぶんイベントの計画や準備に時間があてられるんじゃないかと思います。
今までのようにいろいろとカスタマイズすることもとても素晴らしいことですが、イベントを充実させることが重要だよね?という姿勢なんだと受け取っています。

また、今回は PSD でデザインしてから HTML なりに変換するのではなく、最初から HTML で作るというフローで制作を行ないました。
うまく使えるケースには今後こういったやり方を導入していくのもありかなと思いました。

当日の司会について

僕が担当したのはデザイナートラックで、約400人くらいの会場でした。

WordCamp Tokyo 2011
by MakeGoodTime

WordCamp Kobe 2011 の User’s Cafe でも司会をやったんですが、慣れないですね。
あの人数を前にしてセッションをするスピーカーさんはすごいなぁと思います。

緊張しっぱなしの中始まった最初のセッションタイムはアンカンファレンス。
いろいろな方に手伝っていただきました。ありがとうございます。
緊張して頭が真っ白状態で、うまく誘導できなかったのが悔やまれます。

それ以降の通常のセッションタイムに入ってからは、スピーカーの方の紹介くらいしかしていないです。
他のトラックの司会の方はどんな感じでやっていたのか気になるところ。

まとめ

WordCamp Foundation のルールは他のチームにもあり、それぞれのチームで戸惑いがありました。
そんな中で行なわれた今回の WordCamp は、関東での開催ということもあり、日本最多の参加者数に。

準備期間中は、仕事終わってから深夜、休日返上で作業や打ち合わせをしたり、お仕事の依頼を断らざるを得なかったりと結構しんどかったです。

大変なこともありますが、スタッフ経験してみるのをおすすめしたい。
WordCamp Tokyo 2011 にスタッフとして参加し、イベントが開催できた達成感、満足感、多くの方に助けらてもらった感謝の気持ちでいっぱいになりました。
それ以外に、大きなイベントを作っていく難しさや、普段一緒に働いていない人たちとどのようにコミュニケーションを取っていけばいいのかなど、課題はまだまだあります。

ずっと同じメンバーだけで運営していくのはもったいないし、未経験の方がどんどん参入して欲しいし、僕らができなかったことをどんどん実現していって欲しいです。
いきなり参加するのはちょっと不安という方は、住んでるエリアの WordBench に参加してみたり(無かったら作ろう)、Twitter などで交流してみたり。

ちょっと話がずれました。

今回の WordCamp はどうでしたか?楽しめましたか?
僕はすごく楽しかったです。

参加した方々が「楽しかった、ためになった」と思ってもらえていればなによりです。

WordCamp Tokyo 2011 スタッフ
by odysseygate

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